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モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

貴方は恋愛に何を求めてしまいますか

http://www.flickr.com/photos/90389546@N00/3472625857
photo by catlovers

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain恋愛の二側面

恋愛には。「魅せられる」という側面と、「愛着する」という側面があります。
これまでに出会った異性を思い出して下さい。

話題が豊富で刺激的、だけどずっと一緒にいるのは疲れる人。
また、一緒にいるとホッとしてくつろがせてくれるけど、ときめかない人。
何となく物足りない人、そんな人たちもいたでしょう。

いつも胸がしめつけられる程の魅力を感じ、かつ一緒にいて気持ちも安らぐ。
そんな相手がいたら完璧ですが、なかなかそう上手くはいきません。
ですから、現実にはどちらかを切り捨て、一方のみを特に求めることになります。
どちらをより重視するかは、その人の性格で変わってきます。

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さて、恋愛にこうした二つの側面があるということは、
生き物の種の保存という観点からすれば、非常に理にかなっているのです。
人間が子孫を残すためには、まず一組の男女が引き合い、
激しい情熱を持って相手を求め、
少なくとも生殖行為を行えるだけの時間は一緒に過ごすことが必要になります。
これが「魅せられる」という側面に対応します。

そして、上手く受精すると、やがて女性は身重になりますから、
当然誰かの助けを借りなければなりません。
出産後も育児に手がかかるので同様です。

そこで、もしその男女が生殖行為の後も
永続的に一緒に居たいと思うことができれば、非常に好都合なわけです。
これが「愛着する」という側面に対応します。

恋愛のこの二つの側面は、
進化の過程で人間の中に科学的システムとして組み込まれたものです。

恋に落ちた時によく見られる生理的興奮と、
覚醒作用のある薬を服用した時の生理的反応が
極めてよく似ていることが明らかになっています。

一方で、安定した関係の中でやすらぎを感じているときの生理的状態と、
興奮を抑制する作用のある睡眠剤を服用したときの生理的反応が、
これまた非常によく似ていることが分かっています。

このことから、魅力的な異性に対して反応する脳の部位と、
安定感のある人間関係に対して反応する脳の部位は、
同じでじゃないと考えることができます。
前者を男女の結合を促進するための「魅力感受のシステム」、
後者を男女の結合を維持するための「愛情のシステム」と呼ぶこともできるでしょう。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain次々と”新しい魅力”を求めるタイプ

魅力を発するものに反応すということは、ごく自然な心の動きです。
魅力に対する感受性がなかったら、人生はとても殺伐したものになることでしょう。

しかし、なかには「魅力感受のシステム」は、
あまりによく機能しすぎるのではないかと思われる人がいます。

このような人は、刺激を求める傾向が強く、
1人の相手と持続的な関係を続けることを苦手とします。
はじめにどんな刺激的な出会いがあっても、
持続的な関係の中では、その刺激性は急激に低下していきます。

そのとき、愛着のシステムがうまく機能し始められれば、
相変わらず刺激を求める「魅力感受システム」ばかりが活発に働き続けると、
せっかくいい関係を築きつつあった相手の魅力が急に色褪せてきたように感じ、
別の刺激を求める気持ちが高まっていきます。

つまり、別の人に魅かれる心の準備状態ができます。
このタイプの恋愛はなかなか落ち着きません。
相手を次々と変えたり、ついつい並行してしまったりで、
トラブルが絶えないということもこのタイプにありがちです。



f:id:t-dicek:20140920092713p:plain穏やかに自分の愛を育みたいタイプ

反対に、「愛着のシステム」が機能し過ぎるのではないかと思われる人もいます。
このような人は、恋愛に刺激ではなくて安らぎを求めますので、結ばれた関係を大切にし、
他の魅力的な刺激に惑わされないので、長続きする関係を育てていきます。

しかし、相手にも自分と同様に他の刺激に反応しないように求める気持ちが強すぎると、
当然、問題が生じてきます。
2人だけの閉じた世界を求め、
相手が他の他の刺激に少しでも関心をもった素振りを見せると、
もう不安で仕方ないことになってしまいます。

愛着も適度ということが肝心で、
あまり強すぎると、相手は窒息しそうな圧迫を感じ、
逃げ出してしまうことにもなりかねません。

またあまりに早い段階で、
「愛着のシステム」の強さが表面化した場合なども、
相手は大いに面喰ってしまうでしょう。
そのときどきの適度な距離を保つことが大切です。


どちらのタイプも、
本人は意識しているわけではきっとないはずです。
関係が悪化しはじめてようやく気付くものかもしれません。
どうにでもならない場合は、相手に普段と違う接し方を心がけるようにしたいものです。