モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

付き合う彼女には自分にないものを求めてしまう

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photo by Sean Molin Photography

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain「似た者同士」は魅かれあう要因になるか

人と人が惹き合う要素として、性格と態度の類似性という点から考えてきましたが、
「似た者同士」というと、「体の特徴」や「これまでの境遇」についても考えられます。


①背の高さなど体の特徴

ニューヨークの市長選で、
過去にリンゼイとプロカシーノの二人が対立候補で争ったことがあります。
この2人は、政策的問題、宗教的問題など多くの点で異なる意見を戦わしていましたが、
最も大きな違いは2人の身長でした。

リンゼイの身長がだいたい190cm、
プロカシーノの身長は170cm、その差はおおよそ20cmもありました。


物好きですが、こんなことにまで注目した心理学者がいます。
その心理学者は、よっぽど難しい政治論争なんかは関係なく、
「背の低い人は背の低いプロカシーノに、
背の高い人はリンゼイに、それぞれ投票するのではないか」と考えました。


そこで300人の男性歩行者を捕まえて、
「どちらの人に投票するつもりですか?」と尋ねるとともに、
その人の身長も聞いてみました。

結果をみると、
プロカシーノの支持者よりもリンゼイの支持者の方が、
平均して身長が3.5センチ高かったそうです。
その心理学者はこれを根拠に
自分と背の高さが似ている者を好むという傾向がある、と主張しています。


詳しい資料がないので、なんとも言えませんが、
この3.5センチの差が本当に大きい差なのかは分かりませんし、
どちらかというと、この結論はいささか無理矢理なんじゃないかと思いますが、
貴方はいかがでしょうか。

男性からすると、今でも自分より身長の高い人と付き合うのは。。。
と自分の低身長がコンプレックスを強調されかねないので、敬遠してしまうかも知れませんね。

②境遇などの類似性

体の特徴よりかは境遇が類似したもの同士が
惹かれあうという方が信憑性は高いのではないでしょうか。

婚約中のカップルを対象としたある調査によると、
以下の項目がお互いに似ていることが判明したそうです。
 ・子供のころ住んでいた場所
 ・両親の教育水準
 ・家庭の収入
 ・宗教
 ・父親の地位
 ・兄弟の性別
 ・異性・同性の友達の数...etc

その他にも、夫婦間の知能の相関が高いことから、
知能の類似ということも惹き合う一つの要因であることを示す、
研究もいくつかあります。
また、夫婦間の学歴の相関が高いことも注目です。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain自分にないものを持っている人が素敵に見える

自分に欠けているものを持つ者に惹かれるとうのはよくありますが、
そこに働いているのは「補完性の原理」です。

例えば、
 ・スポーツの苦手な人がスポーツ万能な人に憧れを抱く
 ・知的な面に自信のない人が教養の深い人に憧れを抱く
 ・内気な性格の人が社交的な人に憧れを抱く

つまり、自分にない美貌、教養、社交性、情緒安定性など、
自分が羨ましいと思うような特性を持つ人に対しては、憧れや賞賛の気持ちを抱きます。


ただし、憧れと同時に、劣等コンプレックスゆえに嫉妬もの気持ちを抱くでしょう。

補完性の原理がうまく機能するのは、
劣等コンプレックスがうまく解消されている場合です。



f:id:t-dicek:20140920092713p:plain補いあってよりよい人生を求めたい

補完性の原理は、
自分で持ちたいと思うけれども残念ながら持っていない性質を
相手が持っていることが前提にあります。


その補完性の原理がうまく働いている状態とは、
例えば、
 ・そそかっしい人と慎重な人
 ・行動力のある実践的な人と緻密な理論家
 。引っ込み思案な人と強引な社交家 ...etc


一般的に、好ましいいくつかの性質は、同一人物の中では持ちきれない、のです。
自分の感情を素直に表し、情熱的に行動をする性格と、
感情に溺れず、常に冷静に状況を判断する性格は、
なかなか一人の人間の中には共存できるものではありません。


感情的になりがちな人は、やみくもに突っ込む自分の姿を反省し、
冷静さを失わない人に対し、尊敬を抱くことがあるでしょう。
その逆も然りになるはずです。


これらの補完性の原理は、お互いの相補的な欲求を満たすのではなく、
どちらかというと、理想的な人間が持つべきもの諸性質を2人で分け合っている、と言えます。
よく夫婦関係では、2人で一人前なんかと言われますが、その通りかもしれません。


性格の異なる人と生活をしても、上手く噛みあえば
1人の場合よりもうまく社会に対処できると思われる組み合わせも多々あります。

また、補完性の原理は、同性間よりも異性間において上手く働くことが多いようです。
同性間ではライバル関係になることが多いかもしれませんが、
異性間では、互いにライバル視してコンプレックスを刺激しあうことが少ないのです。
つまり、異性間なら違いもコンプレックスにはならない、ということです。


さらに恋人同士や夫婦では、
実際に2人一組で他の人々と交流を交わしていく必要があるのですから、
むしろ類似性よりも、この補完性がなくてはならないのかもしれません。