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モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

貴方のこだわりが見る目を曇らせているかもしれない

お付き合いの話 お付き合いの話-告白

http://www.flickr.com/photos/78745957@N00/117939405
photo by AHMED...

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain結局は人の主観

私たちの目の前にあるモノに対する「知覚」は、
様々な主観によってとても歪曲されやすいものだと気づいていますか。

まず初めに、人の性格とか感情など言ったあいまいなものではなく、
モノの形にと大きさといったものは、果たして客観的に知覚されているのでしょうか。
その当たりのところから見ていきましょう。


その後で、恋愛の場合の相手を見る目について、
同じようなことが言えるのかどうか考えてみましょう。

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f:id:t-dicek:20140920092713p:plain同じモノを見ても同じに見えないわけ

知覚というのは、感覚器官が捉えた客観的刺激に対して意味づけることです。
例えば網膜に映った像をもとに、
それが本であるとか食べ物であるとかの判断を下しますが、これを「知覚」と言います。
同じ客観的刺激を受けても、文化の違いによって、そこから生じる知覚は異なってきます。


個人のレベルで言えば、同じ客観的刺激が与えられても、
人によって知覚しているものが違うということです。
その人にとって意味を持つモノが見えてくるのです。


そこで重要なのが「過去経験」です。
過去にどのような経験を蓄積して
いるのかによって、知覚が大きく規定されるのです。
同様に、その瞬間に何を欲しているかということも、知覚の仕方に影響します。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain貴方は相手のどんなところが気になりますか?

人は刺激をあるがままに見るのではなく、
そう見たいと欲するように見る傾向があります。
人によって論理性を重んじる者もあれば、美を重んじる者もあります。


ところで、生活領域を論理的、経済的、審美的、社会的、政治的、宗教的の6つに分け、
それぞれに関連したいくつかの単語を瞬間露出器で見せるという実験があります。
瞬間的に見せるといっても、時間があまり短すぎると見えません。
そこで、それぞれの単語が知覚されるまでにかかった時間を測定するのです。


結果を見ると、どの領域に属する単語であるかによって見えやすさが違っていました。
しかも、その傾向は人によって異なっていました。


つまり、本人が価値をおいてる領域に関連した単語は見えやすく、
価値をおかない領域に関連した単語は見えにくかったのです。
文字の知覚などというと非常に客観的なように思われがちですが、
そこにも主観的な要因が働いていたということです。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain欲しいものがどうして大きく見えるのか

強く求められているもの、
高く価値づけられているものが大きく見えやすいといことは、
硬貨を用いた実験によって確かめられています。


貧しい家庭の子供たちと、裕福な家庭の子供たちを集めて、
お金の大きさを判断させました。
その結果を見ると、用いられた5種類の効果すべてにおいて、
実際より大きく見る傾向が両子供たちに見られましたが、
特に貧しい子供たちの方が大きく知覚しました。


ここで、硬貨の代わりに何も価値のない段ボールで作った円盤では、
どちらの子供たちにおいても大きく見る傾向は見られませんでした。


したがって、貧しい家庭の子供たちは、
裕福な家庭の子供たちよりも硬貨に対する欲求が強いため、
硬貨を大きく知覚したといってよいでしょう。


これは何も貧しいか裕福であるかが重要なのではありません。
私たちは価値を持ったものを大きく見ているというわけです。



f:id:t-dicek:20140920092713p:plain「優しいから好き」なのか「好きだから見える」のか

私たちが日ごろ、客観的にに見ていると思い込み、
誰が見ても同じに見えるはずだと信じている「物の知覚」でさえ、この有様です。

ましてや人の性格のような直接目に見えないあいまいなモノの知覚は、
主観によって大きく歪みがあると考えて良いでしょう。

「優しくて誠実な人だから好きになった」のではなく、
実際は「好きになったから優しくて誠実な人に見えるようになった」
という側面が強いのかもしれません。