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モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

どうしても彼氏の胸に飛び込めない彼女もいる

http://www.flickr.com/photos/53628108@N00/3330528710
photo by Corie Howell

f:id:t-dicek:20140920092713p:plainなぜか相手の胸に飛び込んでいけない・・・

友達付き合いのような、浅く表面的な関係なら結構うまくやっていけるのに、
それが恋人同士となって関係が深まっていくにつれて、
どうもギクシャクしてきて結局はダメにしてしまう、
こんな失敗を何度となく繰り返している人がいるのです。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain苦い体験をつい繰り返してしまう人

「反復強迫」という言葉を聞いたことはありませんか。
何ら快感を得ることができない体験、むしろ苦痛を伴うような体験を、
みずから進んで繰り返そうとする闇雲な衝動のことです。


はたから見れば、
同じような苦痛な体験を好き好んで繰り返しているように見えるのですが、
本人にそんなつもりはありません。
自分から破壊的に働きに掛けていながら、本人の意識の上では、
「やむを得ずそのような事態に陥った」のであって、
被害者意識さえ持ち、相手を恨みさえします。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain何が彼女をそうさせてしまうのか

そういう人の多くは、幼児期における両親との間の、苦痛な体験を反復しているのです。
幼児にとって、母親との関係は何にも勝るものです。
母親が子供に対する共感性に欠ける人であったり、
子供にわりと無関心であったりとすると、
子どもは大きな不安を感じて育つことになります。
その子は、自分の気持ちが受け入れられない挫折体験を持つでしょうし、
見捨てられる不安さえ漠然とながら感じることがあるかもしれません。


母親が外で働いている場合なども、
そのような体験を持つことがあるでしょう。
母親の後ろ姿を見送るとき、
昼間急に寂しくなって母親を求めても現れないとき、大きな不安を抱くでしょう。


幼児が最も愛する存在であるはずの母親に、企画的に受けていれてもらえないという気持ちを抱いたり、
見捨てられる不安を感じたりすることは、成長してからの人間関係に影響していないはずがありません。
幼い頃に母親との間で基本的信頼感を獲得できるかどうかが、
将来のあらゆる人間関係の在り方を決定するという考え方もあるくらいです。


幼児期に、母親にたいして見捨てられる不安を感じて育った人にとっては、
その後どのような人間関係においても、相手を信頼しきるというのはとても難しくなると思われます。


またある程度の深い仲になってくると、
自分の内面をさらけ出す必要が生じてきます。
誰でも自分の内面をさらけ出したいという気持ちは持っているわけですが、
同時に拒否されるのではないかという不安を持っているものです。
とくに、基本的信頼感が確率されていない人の場合は、関係が深まれば深まるほど、
もうこれ以上自分をさらけ出したら嫌われてしまうのではないかという不安が前面に出てくるのです。


愛されれば愛されるほど、それによる喜びよりも、
嫌われてしまうのではないかという不安が勝ってくるのです。




f:id:t-dicek:20140920092713p:plain「見捨てられる!」という不安に耐えられない

そこで考えてみなければならないのは、
その不安が現実の目の前の相手によって喚起されたものであるのか、
それとも現実的には何の根拠もないものであるのかということです。


相手がこちらを避ける素振りを見せたり、
2人の間の違いが次第に見えてきたりしているのなら話は分かります。
しかし、相手に好意を示されれば示されるほど、
受け入られた幸福感に包まれれば包まれるほど、
不安が募ってくるというのは合理的ではありません。


このようなケースでは、相手に向けられている感情は、
実は過去において誰か重要な人物に向けられていた感情であることがあります。
過去のある人に対する感情を、
無意識のうちに目の前にいる人に対して向ける、”感情の移転”が行われているのです。


このような人は、相手の気持ちを確かめるかのようにしつこく迫っていきます。
嫉妬心を燃やし、相手を独占しようとしたりします。
これでもかというようにワガママを言って相手を困らせたりもします。


相手の方も、
わけもなく自分に向けられてくる激しい攻撃性の前にそのうちに根が尽きて、
へきえきして逃げ出してしまいます。
このような経験を何度繰り返しても、
原因が自分の態度にあることに本人はまったく気が付きません。


相手の愛情を信頼してその胸に飛び込んでいけば上手くいったかもしれないモノを、
やはりどうしようもないのです。
もちろん、意識の上では常に相手を求め続けているのですが・・・