モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

貴方は彼女に見返りを求めずいられますか?女性に寄り添えられる男性、Dr.倫太郎

Cut (カット) 2013年 12月号 [雑誌]

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain恋愛は一種の精神疾患(笑)という精神科医

TVドラマ「Dr.倫太郎」の主人公。大学病院に務める精神科医、41歳。独身で愛犬とふたり暮らし。”恋愛は一種の精神疾患”として自らの恋愛には積極的ではないが、幼なじみや部下・同僚などに慕われる。傷ついた人の心にとことん寄り添う、それが信条。


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f:id:t-dicek:20140920092713p:plain離れた場所からの頑張れと、近い距離の頑張るな

第一回目の放送冒頭に、通勤途中の倫太郎が女性がビルの上から飛び降りようとしている現場に遭遇したシーンがあります。


倫太郎は、警察の包囲網をかいくぐり、ビルの屋上まで辿り着き、何故かフェンスも難なく外し、当の女性の真横にならんで優しく語りかけました、頑張るな、と。


離れた場所から説得にあたる警察官の「頑張れ、生きろ」という実に当たり前に思える呼びかけは、しかし生きる力をなくした当の女性には追い打ちをかけるものでしかありません。


だから、倫太郎さんは「頑張るな」と語りかけ、「あなたは精一杯頑張ったのだから」と認め、今自分たちがいるビルの屋上は下からみるより高いですねと少し震え、持参のポットから熱いお茶を女性に飲ませようとします。

その言葉と行動にふと心を開いたかに見えた彼女は、しかし一緒にいてくれるなら、それなら一緒に飛び降りてくれ、というのです。


もはやこれまでか説得も無駄に終わったのか、と思った瞬間、倫太郎は「そうですね、それでは一緒に飛びましょう」と、二人でビルの屋上からダイブしたのでした、地上で待ち受けるクッションの上に。


二人は、怪我もなく、事件の一部始終はすぐにネット上に動画がアップされ、倫太郎さんの株はおおいに上がるのでした。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plainとことん相手に寄り添えるか

倫太郎さんの格好よさ、それは、とことん相手に寄り添える器量です。彼は精神科医という仕事につき、日々の仕事として患者の心に寄り添い、自分自身をも治療の道具として誠心誠意、日々を過ごしています。


相手の心に寄り添うためには、その相手をよく観察し、意見に耳を傾け、顔色や表情を読み取り、今どんな状態にいるのか把握しなければなりません。そして相手がしてほしいことは何なのか。


今、相手を救うために自分が必要な行動は何なのかを的確に把握し、時には瞬時に行動に移さなくてはなりません。それはとても大変なこと。


医者なのだから頭が切れるのは大前提としても、瞬時に適切な判断をし迷いなく行動に移れるというのは、そうとうな覚悟の必要なこと。そこにまず惚れるのです。


そして、寄り添うということは、相手を頭ごなしに否定しないこと。ひとまず受け入れること。これもそうとうな度量の広さが必要です。相手の行動が明らかに間違っているとき、それを否定してしまうのは簡単なこと。


けれど、たとえ自分で間違いだとわかっていても、それを単に否定されるだけでは解決にならないのです。だから、倫太郎さんは一緒に飛んで、と、言われたときにそれはできないとは言わなかった。飛びました。安全対策が取られたことを確認したうえで。


この、安全対策の確認をしたうえで、も重要なポイントなのです。無謀ではないのです。一緒に地獄へ行きましょう、ではない、そこが素敵なのです。




f:id:t-dicek:20140920092713p:plain大切なのは困った時に助けてもらった瞬間

倫太郎さんはドラマの登場人物です。どんなに格好良くても、それは脚本に予め書いてあることを演じているだけ、と思ったりしませんか?そこまでは考えなくても、だってドクターでしょう頭が良いしお金持ちだしモテて当たり前なのではないの、と?


けれど、作り物であるドラマの作り物である人間からも、十分リアルな情報は得られるのです。何故なら、ドラマの主人公は、テレビの前の女性に惚れてもらえるように作られているのだから。


モテたいと思うとき、男性はまず、自分の容姿を研いたり、学歴や職業の手柄を自慢するかもしれません。相手の女の子が喜びそうなレストランや遊び場所をさがして楽しいデートの計画を立てるかもしれない。それはとても大切なことです。続けましょう。


しかし、本当にグッとくる瞬間は、困ったときに助けてもらった、そんな経験。別にとんでもない事件や恐ろしい体験でなくてもよいのです。職場で、街で、ほんのちょっとした行動からあなたの印象がガラリと変わって見えるかもしれない、そのことに気づいて欲しいのです。


自分がどう見えるかを計算するのではなくて、本当に、心の底から相手を思って行動すれば、自然と相手の心もこちらに開いてくるものです。辛い時に話を聞いてくれた、それだけで気持ちが軽くなることもある。


仕事のサポートをするなどの具体的な行動もそれはありがたいものですが、ただそばにいてくれるだけで心が落ち着くこともある。そんな寄り添い方ができたら、相手の見返りを求めずに、人のそばに寄り添っていられる人になれたら、自然とあなたはモテモテの人物になっているのです。