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モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

【恋愛映画紹介】過去の恋愛を振り切って、新しい恋に。世界にひとつだけのプレイバック。

お題「何回も見た映画」
Silver Linings Playbook

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain大人の恋愛模様、「世界にひとつだけのプレイバック」

久しぶりにお題にスロットに挑戦します。
皆さんは、2012年に公開された洋画、『世界にひとつのプレイブック』をご存知ですか?

ヒロイン・ティファニーを演じジェニファー・ローレンスが、アカデミー賞で主演女優賞を勝ち取った作品であり、登壇するさいに階段で転倒してしまったことでも話題を呼びました。今回はこの映画のあらすじと感想そしてお気に入りのシーンを紹介したいと思います。少しネタバレがありますが、ご容赦下さい。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain世界にひとつのプレイブック』とは

上記した通り、2012年に公開された映画で、制作国はアメリカ。本題は『Silver Linings Playbook』で「逆境に立ち向かう指南書」という意味をもち、アメリカではよく使われる慣用句の一つです。


主人公のパットに『アメリカンスナイパー』で一躍有名になったブラッドリー・クーパー、ヒロイン・ティファニー役に人気作『ハンガーゲーム』で主演をつとめるジェニファー・ローレンス。他にも、パットの父に最近公開された『マイ・インターン』に出演していたロバート・デ・ニーロを起用するなど豪華俳優陣がこの映画を作っています。


全米だけでなく、カナダや日本でも大ヒットを記録し、アカデミー賞を始めとする数々の賞にノミネートそして受賞している作品でもあります。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain世界にひとつのプレイブック』あらすじ

 さて、その気になるあらすじですが、ちょっと普通の純愛とはひと味違います。
 
主人公のパットは元妻・ニッキの浮気現場を目撃してしまい、相手の男性を暴行。そのまま通報され、ニッキとは離婚そして接近禁止命令を出されます。パット自身も精神的ダメージがひどく一時的に感情をコントロールできなくなったため、精神科に通う日々。しかし、一刻も早くこの状態を治し、ニッキと再婚を願っていました。


 対するティファニーも夫を亡くし自暴自棄に。会社の社員全員と体の関係をもったために、仕事をクビにされ、自身も精神的ショックから安定剤などを服用している状況。そんな状態から脱したいと思ってはいるものの、なかなかうまくいかない日々を送っていました。


 そんな二人が出会うのは、あるホームパーティーでのこと。パットの友人・ロニーとその妻・ヴェロニカ主催のホームパーティーで、実はティファニーはヴェロニカの妹だったのです。


お互いパートナーを失い、精神科通いという共通項をもちながらも、ささいな差異で優劣をつけようとするパット、そこが気に食わないティファニー。そんな時、ティファニーはニッキにパットが書いた手紙を渡す代わりに一緒にダンスコンテストに出場してほしいとパットにお願いします。


最初は断るものの、ティファニーだけがニッキとつながるための希望であるため、パットはだんだんダンスの練習に積極的になっていきます。果たして、二人はダンス大会に出場できるのか、そして気になる二人の恋の行方は?



f:id:t-dicek:20140920092713p:plain過去の恋愛を振り切って、新しい恋に

実はダンスコンテストに出場するにあたって、パットの周りで様々な厄介事がおこります。その中でもパットならできると信じ続けるティファニー。恋人同士ではない上に、もともと最初決して仲がいいと言えなかった二人からは想像もできませんでしたが、ティファニーの心の強さが表れているのかな、と感じました。


このシーンはそんなダンスコンテストが終わり、パットに好意を寄せながらも、ニッキとの幸せを願い、会場を後にするティファニーをなんとパットが追ってくるのです。ティファニーが途中からパットに好意を寄せていたことにはなんとなく気付いていましたが、パットもまさか!な展開でした。


だって発表が終るや否やすぐさま観客席にいたニッキの方に行っていたので。しかし、それは、ただの挨拶。パットにしてみれば、過去の自分との決別なのかなと思いました。そして父親に「ティファニーは?」と聞くと、「サインを見逃すな」とアドバイスを受け、走り出します。このへんでもう涙がとまりませんでした。そして追いついたパットはティファニーに手紙を渡し、


「I love you. I'm sorry it took me so long catch up.(愛してる。時間がかかってごめん。)」とだけ告げ、抱き合います。


本題が「逆境に立ち向かう指南書」というだけあり、彼らは二人で自分たちの人生を取り戻す練習をしていたのだ、と私は思うのです。そして、二人で同じ方向を向いて走る中で、「側にいる」ということがどれだけ心強いか、どれだけ力になっているか、気付き始めていたのではないかなと思いました。


誰でも、自分が弱っている時は一人になりたくないものですよね。誰かが側にいて、黙って寄り添ってくれるだけでも心強く、それが恋人という立場だと特にだと思います。付き合うことで、結婚することで、ある意味、無条件に側にいる権利を得られ、そうやって支え合う関係にとても幸せを感じるなぁとこのワンシーンを見て感じました。

どうでしたか?
日本では上映していた映画館が少なかったので、劇場で見逃してしまった!という方も多いのではないかとおもいます。アカデミー賞にもノミネートされた2012年の話題作の一本なので、ぜひレンタルやDVDなのでお手に取ってみてください。