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モテずに死ねるかっ!!

-Can you die without attracting her?-

楽しかった日々を思い出しても憂いても仕方ないもの、素直になりましょう。500日のサマー

ブロマイド写真★ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル/『500日のサマー』/レコード店で見つめあう2人/【ノーブランド品】

f:id:t-dicek:20140920092713p:plainちょっぴり苦い物語、好きな人には素直にね

 今回紹介する映画は2009年に公開された『500日のサマー』です。
子役時代から活躍し『インセプション』や『ダークナイトライジング』にも出演する実力派俳優のジョセフ・ゴートン=レヴィットが、グリーティングカード会社で働く地味な冴えない男・トムを、対する少し小悪魔気質だが素直でかわいい女性サマーを『イエスマン』に出演したズーイー・デシャネルが演じました。


ちょっぴり苦い恋物語として、かなりの人気を誇る今作のあらすじと感想そしてお気に入りシーンを紹介したいと想います。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain『500日のサマー』とは

 2009年に公開された映画で、制作国はアメリカ、数々の賞にノミネートしており、中でも脚本賞は多くの賞を受賞しています。実は公開当初は限定上映でわずか全米で27スクリーンのみでの公開でした。しかし、勢いはとどまることをしらず、今でも好きだという人が後を絶たないミラクルムービーです。


 上記した通り、数々の作品に出演するジョセフ・ゴートン=レヴィットとズーイー・デシャネルがそれぞれ恋する男女を演じますが、決してハッピーエンドではありません。いわばこれは冴えない男のフラレ物語なのです。何と言ってもキャッチコピーが「サマーに恋をした、最低で最高の500日」です。しかし、そんなフラレ物語の中にも、グッとくるシーンや、共感できる部分は多く、ぜひ見てもらいたい一作になっています。

f:id:t-dicek:20140920092713p:plain異なる恋愛観の二人

 物語の主軸となるトムとサマーはまったく対照的な恋愛観をしています。
 地味で冴えない男トムは、「運命の恋」を信じているどうしようもないロマンチスト。対して、サマーはかなり現実的で「運命の恋」なんて全くもって信じない、そんな女性です。本編ではまるで小悪魔のように振る舞うサマーですが、恋に恋するタイプではなく、いろんな人と関わる中で自分に合う人を見定めていく、トムのように盲信するようなタイプではありません。そのため、全く恋愛観の違う彼らは甘く苦い生活を送ります。


 500日とはトムがサマーに出会ってから別れ、新しい女性と出会うまでの期間のことをさしています。映画では時系列を法則なくばらばら配置しているのがまたおもしろいところ、しかし、ここでは混乱を避けるために時系列順にちゃんと追ってネタバレしていきますね。


 1日目のトムとサマーの出会いは、そんな運命的なものではなく、サマーがトムのつとめるグリーティングカード会社に社長秘書として入社してきたという何の事ない普遍的なものです。そんなトムが恋におちるのは4日目。エレベーターで一緒になったサマーに「『ザ・スミス』聴くんだ?」と声をかけられるトム。そのままエレベーターを降りるサマーに「運命だ…」とつぶやくトム。


それからトムとサマーの仲は縮まり、友達以上恋人未満のような関係がつづきます。「真剣な交際ができない」サマーのことをわかっているふりをしながら、この関係に名前をつけたがるトム。


しかし、ある日喧嘩をしてしまい、その日からどんどんサマーはトムから離れていきます。そしてついに、「私たち親友でしょ」と告げ別れるサマー。そしてトムがサマーに会ってから402日目に別の男と結婚するのだと告げます。そこからトムはひとしきり落ち込み、500日目、気の合いそうな女の子と新しい一日を始めるのです。



f:id:t-dicek:20140920092713p:plain過去を振り返って幸せに気づいても遅い

 文字にするとかなり簡素ですが、実際映画を見ていても、別れてからはトムの自暴自棄になっているシーンが続きます。そんな中で私のお気に入りのシーンは、一番幸せだった時です。


ベットで二人で横になるだけで幸せ、っていいですよね。結局サマーもトムもお互いが「運命の人」ではなかったわけですが、こういう時の感情とかは本物だと思います。もし、トムが本当にサマーのことを「運命の人」と思うのであれば、それを望んだ時点で自分からアクションを起こすべきでした。途中からトムは関係性をはっきりさせることをサマーに望みますが、あくまで遠回しに、自分が傷つかない方法で変化を望んでいました。


しかし、サマーに変化を望ませるのは所望無理な話で、結果的にそれが知らぬうちにサマーを傷つけていたのです。真剣な交際ができないというサマーでしたが、ラストシーンで「運命の相手を見つけたの!」と再会したトムに言いのけます。


なるほどサマーは本気で運命の相手選びをしていたんだなぁ、とそのとき思ったことを覚えています。トムのように盲信するのではなく、相手を見極め、自分に幸せを与えてくれる人を探し続けていたのではないでしょうか。


相手を幸せにするなら自分からとも言いますが、できれば二人で一緒に幸せを感じたいですよね。このシーンの頃の二人は確かにその幸せをもっていたのに、結果的に別れてしまいました。


好きなら好きと、恋人になりたいなら恋人になりたいと、「素直になること」大事ですよね。きっとトムもサマーに「恋人になりたいんだけど」と聞いていたらまた少し違う結末だったのかなと思うのです。そんなことを思ったシーンでした。


 どうでしたか?
 レンタルショップでも、かなり推されていたり、POPが貼られていたりする作品ですので、ぜひお手に取ってみてくださいね!


 素直になること。難しいことですけれど、側にいる人の手を離さないためや、今までの関係から一歩踏み出すためには必要なことです。そして、素直になられて嫌な気分になる女の人はいないはずです。ぜひ、チェックしてみてください!